審査も豪華❗当歳戦線異状アリ⁉秋の品評会②

祝・10周年❗秋の品評会①の続きです。

記念すべき第10回の媛らん会秋季品評会で審査員を務めていただいたのは、らんちゅう界で知らない人はいない有名人、工藤千尋さん(写真左)。

 

超ざっくり紹介しますと、現在は東海らんちゅう会の会長です。
分裂前の日本らんちゅう協会全国大会で20代から活躍、2007年に当歳東大関(日本一)。
協会分裂後、社団法人 日本らんちう協会になってからも2018年・19年に当歳で東大関。今年は二歳で東、当歳西大関(2位)と、3年連続(コロナで2020年・21年は大会中止)でチャンピオン魚を作り続けている「怪物」です。
ふだんは物静かでシャイなお酒好き(※@まつやまの個人的な感想です)ですが、あらゆる業界で30年以上国内の最前線で勝ててる人ってなかなか居ないと思います。

工藤さんは媛らん会の会長さんと20年以上の交流があり、その縁で第1回品評会に審査してくださり、それから継続的に審査・出品で参加いただいてます。
今年は「全国V3」の称号を引っ提げ節目の回に華を添えていただき、会員一同感激でした。

 

一方、審査員としてやはり第1回から参加してくださり、毎年のように来場いただいている九里博公・西日本本部長は今回ご欠席。
来年お越しいただけるのを楽しみにしています。

媛らん会は回数こそ重ねてきたものの、いまだ少人数で運営しています。
ですが、会員はもちろん、県内外から参加・協力いただいてる皆さんのおかげで、小規模ながら見ごたえがある会として一定ご評価いただいていると自負しています。
コロナ禍が明けて自由に国内が行き来できるようになり、多くのゲスト参加の方々で賑わうのを楽しみにしています。

 

さて入賞魚のご紹介です。まずは当歳部門から。
毎度のお断りで恐縮ですが、各魚への寸評は素人の能書きなので読み飛ばし推奨です。
品評会的な写真はこちらに掲載していますので、ご覧ください。

 

当歳魚の部

1席

島のらんちゅう師ことMさんの持ち魚が第8回品評会以来の当歳トップ奪回です。
この安定感はなんでしょう。Mさん、会って話すと「死んだんよ~」「良い仔が残ってないけん」みたいな愚痴が多いんですが(笑)
秋には良い魚を出してくるんですよね。ベテランの本領発揮です。
尾筒の太いこと❗カシラもデキあがってますし、大きさもあってオシャレ感もある。
お見事でございます。

 

 

2席

会長さん持ち魚。
長手を創り込んだという印象で、カシラも尾も発達しててスゴイっす。
鱗目もキレイですし、グッと持ち上がる感じのフンタンが迫力あります。

 

 

 

3席

アズー事務局長の持ち魚です。
研究会ではことし当初は下位でしたがジワ~っと順位を上げ、最後にちゃんといい魚を出すという、ベテラン感すら漂う戦い方。
(イヤラシイ戦い方とか書くと、また怒られるので自粛)
媛らん会では会長さんの考え方の影響もあり、1・2席より3席がうれしい、みたいな雰囲気がありまして。
(大きさは上2尾に譲るものの、風雅で形や泳ぎの良い魚=立行司=弊会では3席)
ちゃんと狙って、かわいさと迫力を両立してきたな、って感じの仔です。バランスのとれた魚だと思います。

 

 

4席

と、ここまでは過去9回の媛らん会ではあり得る順位。
4席はなんと❗
ことし、遠征で華々しい成績を残したT下さん(iheuyorigentaさん)持ち魚。
まだ入会(らんちゅう歴)数年ですが、阿波錦魚連合会さんの秋の品評会、当歳小の部で東大関(1位)。
全国大会でも当歳東前頭6(27位)❗
これ、スゴイことですよ。
媛らん会では2019年のデビュー即11席が最高位でしたが、ついに優等(5位以内)に入れてきました。
バランスが良い魚ですし尾も立派。腹の鹿の子も効いてます。
1年通して見事な戦果ですし、媛らん会の立派な戦力です。
「今年は本気で頑張った」とおっしゃってましたが、来年以降は、肩の力を抜いてらんちゅうを楽しんでいきましょう。

 

 

5席

洗面器狭しと泳いでたのはMさんの持ち魚。優等に2尾入れてきました。さすが。
飼い主に似て(失礼)ヤンチャな性格なんでしょうか、上見の写真は素直に撮らせてくれたのに、カメラを近づけると、逃げるわ突進してくるわ。
ドスンって感じの太い尾筒、複雑な柄のカシラ。
1席の仔に続き、Mさんの魚の特徴、Powerful  & Cute って感じがよく表現されてるな、と。

 

 

以上です。

今回はワタクシの腰の関係で(単なる腰痛)、オモシロ系写真(らんちゅう上級者からは変な角度の写真と呼ばれてる)は多く撮れてません。
次は二歳魚のご紹介です。

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